地震に強い家づくりのコツ!家の形・高さ・地盤・構造・耐震等級について解説します

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回答
震度7とかの大きな地震になると、倒壊する家が出てきますが、家の構造でどんなことに気をつければよいですか?
地震に強い家にするためには、様々な観点から注意する必要があります。以下に、家の構造で気をつけるべきポイントをいくつか挙げてみました。
- 家の形は正方形や長方形などシンプルで対称的なものが望ましいです。複雑な形や凹凸のある形は、地震の揺れを受けやすく、倒壊しやすくなります12。
- 家の高さは低い方が良いです。高さがあるほど揺れが大きくなり、建物にかかる負荷も増えます23。平屋や二階建てなど、高さを抑えた家が地震に強いと言えます。
- 地盤は強い方が良いです。地盤が緩いと、地震の揺れで家が沈下したり傾いたりする恐れがあります24。土地を選ぶ際には、地盤調査を行って、必要に応じて地盤改良を行うことが重要です。
- 家の構造は耐震・制振・免震のいずれかの工法を採用することが望ましいです。耐震構造は建物自体を頑丈にして揺れに耐えるもので、建築基準法で義務付けられています45。制振構造は建物内部に揺れを吸収する装置を設置するもので、揺れを抑えて建物の損傷を防ぎます45。免震構造は建物と基礎の間に揺れを伝えない装置を設置するもので、揺れを大幅に低減します45。制振・免震構造は義務ではありませんが、より高い耐震性能を得ることができます。
- 家の耐震性能は耐震等級で表されます。耐震等級は1~3級の3段階に分かれており、数字が大きいほど強度が高いことを表します46。耐震等級2級以上であれば、長期優良住宅級の性能であると言えます。
以上のように、家の構造で気をつけるべきポイントは多岐にわたります。地震に強い家づくりは、土地選びから始まり、設計・工法・工事・メンテナンスまで一貫して行う必要があります。ご参考になれば幸いです。